21時の映画館

映画と音楽とそれにまつわる日々

和訳:In Between Days

1985年夏、フランス・ノルマンディーの海辺
アレックスとダヴィドが出会い、
永遠に別れるまでの6週間
恋する喜びと痛みを知った少年が
守ろうとした、あの夏の誓い─
※ https://summer85.jp 映画『the summer of 85』公式サイトより引用

 

2021年8月20日、Summer of 85が公開予定だ。

監督は、「彼女は秘密の女友達」('14)、「婚約者の友人」('16)など、人物描写で定評のあるフランソワ・オゾン氏。

 

さて、今回の和訳はそんな本作のtrailerから。

ノルマンディー地方の、美しく爽やかな情景が印象的なこのtrailer内で、BGMとして流れているのはイギリスのロックバンド、The Cureの『In Between Days』である。

 

映画のタイトルと同じく85年に発表されたこの曲は、

失恋の痛み、自分の失態への後悔、そして、無くして初めて気がつく存在の大きさ

一つの恋を通り過ぎた者ならば、誰もが経験したことのある感情を、瑞々しい歌詞で表現しているのが印象的だ。

 

ある夏、唯一無二の存在を見つけた映画の主人公である少年たち。

しかし思春期の特有の子供っぽさで、自分のエゴや感情をコントロールしきれず、傷付け合い、永遠の別れを迎える。

2人は何故惹かれたのか、どうして別れる事になったのか、2人が交わした約束の結末はどうなったのか。

この歌詞と同じ感情を抱えていたであろう少年たちの物語を見届けるのが待ちきれない。

 

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Yesterday I got so old

昨日、僕はひどく歳をとり


I felt like I could die

まるで死んでしまうような気がした


Yesterday I got so old

昨日、僕はひどく歳をとり


It made me want to cry

僕は泣きたくなった


Go on go on

さあ行ってくれ、行ってくれ


Just walk away

もう関わらないでくれ


Your choice is made

君がそうさせたんだ


Go on go on

さあ行ってくれ、行ってくれ


And disappear

もう消えてくれ


Go on go on

さあ行ってくれ、行ってくれ


Away from here

ここから遥か彼方へ

 

And I know I was wrong

だけど僕が間違っていたんだ


When I said it was true

僕があの時真実だと言ったのは


That it couldn't be me and be her

まさか彼女と僕の関係のはずがないんだ


In between without you

君なしの関係が本物のはずがないんだ


Without you

君がいないのに

 

Yesterday I got so scared

昨日、僕はひどく怖くなった


I shivered like a child

子供みたいにガタガタ震えて


Yesterday away from you

昨日、君と別れた


It froze me deep inside

それは僕の奥深くまで凍らせた


Come back come back

戻ってきて、戻ってきて


Don't walk away

一緒にいてくれ


Come back come back

戻ってきて、戻ってきて


Come back today

今すぐに会いたいんだ


Come back come back

戻ってきて、戻ってきて


Why can't you see

君に会えないなんて


Come back come back

戻ってきて、戻ってきて


Come back to me

僕のところに帰ってきて

 

And I know I was wrong

そう、僕が間違っていたんだ


When I said it was true

あの時僕が真実だと言ったのは


That it couldn't be me and be her 

まさか彼女と僕の関係のはずがないんだ


In between without you

君なしの関係が本物のはずがないんだ


Without you

君がいないなんて

 

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